エッセイ参考作

『美少女』

美少女は外観のみの偶像である。
その輪郭には隙がなく、面は絶美で、肌は憧れである。
しかし、精神は冷たく、時に残酷で、男のいたみかなしむさまを考えない。

美少女を欲しがる男は、美少女を知らない。
すなわち、女も知らないのである。
それは男として、致命的な醜態である。

美少女は、自分の夢と自分の美貌に酔い、街で肌を見せ、しかし、それ以上は何もない。
何もないのである。
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